電子地図で教育を豊かにする -Enrich Education Using Digital Maps-

授業でGISを利用するには、どのような手順で行えばよいのでしょうか。

一般的には、次のような流れになります。

※GISは、すでに導入済と仮定します。

(1)教科の学習計画立案
(2)GISで支援する部分を想定する
(3)どんなデータが必要かを考える
(4)必要データを集め、GISへ入力する
(5)GISでデータを処理することにより、中間成果、最終成果を作成する
(6)上記成果のうち、生徒に実習させる部分の手順書を作成する
(7)データのコピー等、実習の準備

社会科以外の教科でもGISは利用できるのでしょうか。

GISは、地理等の社会科だけでなく、例えば、理科等の野外実習における調査データの整理等にも利用できます。生徒が集めたデータを地図上に整理することにより、その活用や評価における可能性が大きく広がります。

GISを使う上で、クリアしなければならない事柄を教えてください。
まず、地図データを確保して、GISのデータベースに入力するのが一つのネックになります。ここをクリアでき れば、GISをほとんど使いこなせる力があることになります。そのために、GISで使われるデータにどのようなものがあるかをまず知ることが必要です。次 に、それらのデータを使って、GISで何が可能かを、実際の事例で概観することをお勧めします。あとは、何か一つGISの基本システムを決めて、それを 使って、実際に実習をしてみることが有効でしょう。

GISは難しいと聞きましたが、どういうところでしょうか。

GISに難しいところがあるとすれば、地図データの形式が独特であることでしょう。
EXCEL等のデータは、表形式で、各行が一定の形式になっていますが、GISでは、点、線、面、テキスト、シンボル等を混在して取り扱うため、様々なデータ形式が一つのデータベースにランダムに格納されることになります。
そこで、まずデータベースの内部がどのようになっているのかよく分からないということになり、それを操作する方法もよく分からないということになります。
しかし、その分からないところを割り切ってしまって、「地図がコンピュータに入ったもの」というように捉えれば、それほど難しいものではないと思います。
この視覚的な明瞭さとデータ形式の不明瞭なところが同居しているのがGISの特徴でしょう。



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